企画展情報
安倍川と災害
- 会期
- 2026年7月11日(土)~9月6日(日)
※会期中一部展示替えあり
- 時間
- 9:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
- 会場
- 静岡市歴史博物館 3階企画展示室
- 休館日
- 月曜日(国民の祝日・休日の場合は開館、翌平日休館)
※8月10日(月)は臨時開館
- 観覧料
-
企画展・基本展示
|
個人 |
団体※1人につき
20人以上 |
| 一般 |
750円(650円) |
600円 |
静岡市内居住
70歳以上の方
高校生・大学生 |
520円(450円) |
410円 |
| 小学生・中学生 |
180円(150円) |
150円 |
企画展のみ
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個人 |
団体※1人につき
20人以上 |
| 一般 |
150円 |
120円 |
静岡市内居住
70歳以上の方
高校生・大学生 |
100円 |
80円 |
| 小学生・中学生 |
30円 |
30円 |
※「一般」以外の方は身分証明書等をお持ちください。
※障害者手帳をお持ちの方、指定難病・小児慢性の方とその介助者1人無料。(要提示)
※「駿府城公園東御門・巽櫓、坤櫓、及び日本庭園の共通利用券の半券」をご提示いただいた場合、( )内の料金でご利用いただけます。(上記 3 施設と当館を同じ日に利用・観覧される場合に限ります)
みどころ
江戸時代、安倍川に橋がなかった!?
東海道の難所をどうやって渡っていたのか、川沿いではどんな物が作られていたのか、その手掛かりとなる『東海道名所図会』や川沿いの村に残された古文書を紹介
安倍川が起こした災害のリアル!
日影沢(葵区梅ケ島)の山崩れを描いた絵図や大正3年の大洪水の写真を展示
展示室に安倍川出現!?
江戸時代の安倍川をなが~いパネルで再現!現代と違う堤防の形や村の様子を観察しよう
絵図や古文書には“川と生きるヒント”がいっぱい!
江戸時代の人々の生活や災害との向き合い方から、私たちが安倍川と生きる知恵を発見できるかも
展示構成
安倍川は、静岡県と山梨県の境にある標高約2000mの大谷嶺を水源とする急流の一級河川です。静岡市葵区の北部から駿河区の南部まで、約51kmを南北に流れ、駿河湾に注いでいます。安倍川の周辺には暮らしや災害の歴史を伝える史跡が残されています。
はじめに名物「安倍川餅」を生んだ川
慶長6(1601)年、徳川家康が東海道の宿駅制度をととのえたことにより、たくさんの人々が東海道を行き交うようになりました。しかし道筋である安倍川には当時橋がかけられていなかったため、雨で増水すると渡れなくなり、旅人を悩ませました。川の両岸で売られた名物「安倍川餅」は、そんな旅人たちの大きな楽しみとなりました。
歌川広重「東海道五十三次之内 府中 あへ川遠景」
当館所蔵
第1章川沿いの暮らし
安倍川の流れは、水や土を運んで人々にたくさんの恵みをもたらしてきました。江戸時代に安倍川沿いに暮らした人々は、豊かな環境を活かして、川沿いに田んぼや畑を開き、山では茶やわさび、スギやヒノキなどを育てました。
新宮(中村)高平 『駿河志料』 古文書 八十
静岡浅間神社所蔵
第2章崩れる、流される
川沿いの山々は崩れやすく、地震や大雨が起こると土砂崩れが発生しました。また大雨が降ると、安倍川はひんぱんに増水して、洪水を引き起こしました。町や村にのこされた古文書や絵図は、川沿いの災害の様子を伝えてくれます。
字日影沢人家山崩押埋添絵図
個人蔵
第3章町と村を守る
災害から町や村を守るため、安倍川沿いには「駿府御囲堤(薩摩土手)」などの堤防が築かれました。この地を治める江戸幕府や領主だけでなく、安倍川沿いに暮らす人々も、山や川の管理や土木工事(川除普請)など、被害をおさえ暮らしを守る取り組みに加わりました。
中島村安倍川堤防之図
当館所蔵(中島区有文書)
おわりに安倍川とともに生きる
明治7(1874)年、ついに安倍川に橋がかけられました。明治維新後に東海道線が開通し、大正3(1914)年の大洪水後には堤防工事も進み、川沿いの暮らしや景色は次第に変化していきます。安倍川は今も豊かな水をたたえ、災害や暮らしの歴史、人々が育んできた文化を私たちに伝え続けています。
静岡大洪水惨状之実況
静岡県立中央図書館所蔵

関連イベント
講演会
絵図から読み解く川の災害 参加無料
歴史地理学と歴史学の専門家による、絵図をもとにした川の災害の講演会とトークセッションです。
≫ 詳しくはこちら
- 日時
- 8月8日(土)13:30〜16:30(開場 12:30)
- 会場
- 静岡市葵生涯学習センター(アイセル21)1階ホール
- 対象
- どなたでも200人(全席自由)
- 申込
- 7月11日(土)10:00〜
静岡市歴史博物館ホームページ申込フォームで先行受付
7月17日(金)10:00〜
静岡市歴史博物館(054-204-1005)で電話受付(申込順)
- 共催
- 徳川みらい学会、静岡市葵生涯学習センター(指定管理者(公財)静岡市文化振興財団)
- 講師
- 島本 多敬さん
滋賀県立琵琶湖博物館学芸員
- 出演
-
大石 学
静岡市歴史博物館長
増田 亜矢乃
静岡市歴史博物館学芸員
学芸員と行く!
見て学ぶ、安倍川の災害対策 参加無料
学芸員と一緒に静岡河川事務所の災害対策車両を見学し、弥勒周辺の安倍川の史跡を巡ります。
≫ 詳しくはこちら
- 日時
- 7月25日(土) ①9:30~11:00 ②14:00~15:30
(集合時間 ①9:15 ②13:45)
- 対象
- ①小学生とその保護者…10組20人
②どなたでも(小学生以下は保護者同伴)…20人
- 申込
- 6月20日(土)10:00〜
静岡市歴史博物館(054-204-1005)で電話受付(申込順)
- 共催
- 国土交通省中部地方整備局静岡河川事務所
トーク
- 7月12日(日)13:30~14:30
- ≫ 江戸時代の安倍川と災害
講師:当館学芸員
江戸時代に起こった安倍川の災害と対策について、企画展にあわせて紹介します。
- 7月26日(日)13:30~14:30
- ≫ 安倍川と駿府用水
講師:柴 雅房さん(静岡県地域史研究会幹事)
安倍川は駿府のまちに凄惨な水害をもたらしましたが、一方で、駿府用水などを通じて水の恵みをもたらしました。駿府用水の実態や堤防、水門など人々が安倍川と寄り添うための技術、工夫を紹介します。
- 8月23日(日)13:30~15:00
- ≫ 礫(れき)と清流:安倍川が育むカエルとサンショウウオ
講師:岡宮 久規さん(ふじのくに地球環境史ミュージアム主任研究員)
初夏の中流域で美しい声を響かせるカジカガエル、険しい源流域でひそやかに暮らすアカイシサンショウウオ。とくに両生類に焦点をあてて、「礫と清流」をキーワードに安倍川が育む豊かな自然を紹介します。
- 8月29日(土)13:30~14:30
- ≫ 安倍川の災害と治水事業
講師:石浦 寛朗さん(静岡河川事務所副所長)
近年、各地で頻発している水害について、身近に流れる安倍川の特徴や過去の災害について学び、国土交通省静岡河川事務所が行っている治水事業や災害発生時における対応について紹介します。
- 9月6日(日)13:30~14:30
- ≫ 家康の都市計画と堤防
講師:当館学芸員
薩摩藩は「薩摩土手」をつくったのか。「駿府御囲堤(いわゆる薩摩土手)」が築造された経緯と背景を、徳川家康の町づくりに注目して、新たな視点で探ります。
会場:1階市民活動スペース 申込不要・参加無料
図録
7月11日(土)から
博物館ミュージアムショップ・WEBで販売開始
金額:800円
A4サイズ/32ページ
通信販売はこちら